基礎知識・用語

スワップポイント、二層構造の金利差、キャリーの巻き戻し。高金利通貨と付き合うために必要な用語と仕組みを、新興国通貨の実例で説明します。テクニックではなく、値動きの構造の側から扱います。

この一覧の使い方

ここには当サイトの解説記事がほぼすべて入っています。頭から読むための並びではありません。辞典として引くための場所なので、引くときの入口を三つに分けておきます。

言葉の意味が分からないとき

まずスワップポイントと、その裏返しのマイナススワップ。買った直後から含み損で始まる理由がスプレッドで、ランド円やペソ円がドルを経由して決まる仕組みがクロス円です。金利の高さを割り引いて見るのが実質金利、その金利差を二つの層に分けて整理したのが二層構造の金利差になります。値動きの側では、リスクオン・リスクオフ円キャリーの巻き戻しが、ニュースで一番よく出てくる言葉です。

ニュースが出た日に開くもの

中央銀行が動いた日は、日銀の利上げFRBの利上げを。同じ利上げでも、口座の別の場所に、逆向きに届きます。円が大きく振れた日は為替介入円安と高金利通貨が対応します。国の側のニュースなら、ソブリン格付け外貨準備経常収支の三本と、評価が実際の売りに変わる場面を追った外国人の国債売りがあります。

自分の建玉で迷ったとき

数字を出して決めるための記事です。どこまで下げうるかの見当はランド円はどこまで下がるのかで扱っています。含み損を抱えたまま持つかどうかは塩漬けのランド円をどうするか、買い増しで何が動くかはナンピンで動く三つの数字です。そして、その全部の前提になる耐えられる幅の決め方が強制ロスカットです。いずれもランド円を例にしていますが、考え方はペソ円でもリラ円でも同じです。

通貨から入るなら

用語ではなく通貨から入りたい場合は、南アフリカランドメキシコペソトルコリラの各カテゴリに、それぞれ読む順番を用意しています。三つをまたぐ話をまとめて見たいときは、新興国通貨から入ると早いはずです。