ランド円・ペソ円・リラ円のスワップは、五つの中央銀行が決める金利の差から生まれています。三つの新興国の中銀に、円の側の日本銀行と、世界の金利の起点になるFRBを加えた五つです。このページは、その政策金利と会合日程をまとめて置いておくための場所で、会合があるたびに書き換えます。
今の政策金利
| 中央銀行 | 政策金利 | 直近の決定 |
|---|---|---|
| 南アフリカ準備銀行(SARB) | レポ金利 7.00% | 2026年7月23日 据え置き(4対2) |
| メキシコ銀行(Banxico) | 翌日物金利 6.50% | 2026年8月6日 据え置き(全会一致) |
| トルコ中央銀行(TCMB) | 1週間物レポ 37.00% | 2026年9月10日 据え置き(5会合連続) |
| 日本銀行 | 無担保コール翌日物 1.0%程度 | 2026年7月31日 据え置き(8対1) |
| FRB(米国) | FF金利 3.50〜3.75% | 2026年7月29日 据え置き(9対3) |
トルコだけは、政策金利のほかに上下の金利が置かれています。9月10日時点で、翌日物貸出金利が40.00%、翌日物借入金利が35.50%です。ニュースで複数の数字が出てくるのはこのためで、実際に効いているのがどれなのかはトルコリラの金利の“正体”で扱っています。
2026年、残りの会合日程
| 日付 | 中央銀行 | メモ |
|---|---|---|
| 9月15〜16日(火〜水) | FOMC | 経済見通しの公表回 |
| 9月17〜18日(木〜金) | 日本銀行 | FOMCの翌日から |
| 9月23日(水) | SARB | 年6回のうちの5回目。普段は木曜だが、この回は水曜 |
| 9月24日(木) | Banxico | FOMCの8日後 |
| 10月22日(木) | TCMB | 年8回のうちの7回目 |
| 10月27〜28日(火〜水) | FOMC | ― |
| 10月29〜30日(木〜金) | 日本銀行 | FOMCの翌日から |
| 11月5日(木) | Banxico | FOMCの8日後 |
| 11月19日(木) | SARB | 2026年の最終回 |
| 12月8〜9日(火〜水) | FOMC | 経済見通しの公表回 |
| 12月10日(木) | TCMB | 2026年の最終回 |
| 12月17日(木) | Banxico | FOMCの8日後・2026年の最終回 |
| 12月17〜18日(木〜金) | 日本銀行 | 2026年の最終回 |
日本時間でいうと、南アフリカとトルコの発表は夜、メキシコとアメリカは翌日の未明にあたります。
9月は、2週間に五つの中銀が並びます
9月10日のトルコから始まって、FOMC、日銀、SARB、Banxicoまでが2週間に収まります。この期間は、五つの金利のうち複数が同時に動きうるということです。スワップも為替も、材料が重なる時期にまとめて動きます。
Banxicoの日程は、FOMCに合わせて置かれています
残り3回を見ると、Banxicoの決定はいずれもFOMCの8日後に置かれています。偶然ではなく、Fedの決定を見届けてから決めるための並びです。メキシコの中央銀行が政治から独立していても、隣の中央銀行からは自由になれない——その事情はBanxicoの読み方で扱っています。
会合の日に、何を見ればいいのか
金利が動くと、口座には二つの経路で届きます。受け取るスワップの増減と、レートそのものの動きです。この二つを分けて考える枠組みが二層構造の金利差で、会合のニュースはまずどちらの話なのかを仕分けると読みやすくなります。
中央銀行ごとの見どころは、それぞれの記事にまとめてあります。SARBと政策金利、Banxicoの読み方、トルコ中銀の独立性の三本が新興国側です。円とドルの側は、日銀が利上げしたらとFRBが利上げしたらが対応します。同じ「利上げ」でも、届く場所と向きが逆になります。
出典
日程と金利は、各中央銀行の公表資料に基づいています。日程は変更されることがあるため、直前の確認は公式サイトでお願いします。